とりどりワークスのホームページを作ってみました
- erikouchihara
- 2024年5月2日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年5月6日

とりどりワークスは、小さな組織や団体のためのコンサルティング&デザインオフィスです。小さな組織や団体の、事務局を担う人に寄り添って、おてつだいします。
私自身、いろんな組織や団体の「事務局」を担当してきました。
大きな都市計画プロジェクトを担う設計会社のプロジェクトマネジメントの現場、全社員を巻き込む研修事務局、著名な外部有識者を含めたコンセプト会議事務局、複数社で行う研究会事務局・・・・NPO法人事務局、一般社団法人事務局・・・・ぐっと小さな、市民活動事務局、ママサークル・・・会員は多くても資金のない同窓会組織・・・・
いろんな業種の、いろんな組織体の、いろんな事務局を経験してきて、気づいたことがあります。資金があって、大きな予算がついていたとしても。小さな市民団体で、人件費なんてなくてやっていたとしても。押さえるべきポイントは同じ。目指す目的にむかってやるべきことをやる、その要(かなめ)になるのが事務局だということ。だから、どの事務局を担う時も、基本的な態度は同じです。報酬のあるものを仕事といい、報酬のないものをボランティアというのではなく。どちらもしごと。志を込める作業。志事(しごと)と思っています。
色んな組織で事務局を担ってきて、それを取り巻く人達から、いろんな評価のされ方をしてきました。
長く設計会社の企画開発/都市計画の部門で働いていたけど、資格をとってなんぼの会社の中では、資格に関する仕事以外の仕事は”誰でもできる作業”だとゼロ評価を受けることもよくありました。でも、お前がいないと仕事にならない、と過分に評価してくださる方もいました。とあるNPO法人の事務局では、ワンマン理事長の無理難題ややりがい搾取の現場も経験。任意団体の活動の事務局では、想いで集まる人達のスキルやモチベーションがバラバラの中企画を推し進めることになったり。「ボランティアなのによくそこまでできるよね」という冷めた目線を浴びるようなことも経験しています。 そういう評価をされても、やっぱり事務局って、何をやるにも要(かなめ)になるということを知っているからこそ、事務局を担う人に寄り添いたいと思うのです。
事務局とは、「プロジェクトマネージャー」だと思うのです。設計会社で仕事をしていると、それは巨大なプロジェクトの設計部長を指していう言葉になるので、なかなかそうとはいえなかったのだけど、設計部長の横で、あらゆるこぼれ球を拾って、受け取るべき人に投げる、ひたすら記録を取り、進捗を管理する…野球部のマネージャーみたいなことを続けていて、いや、責任者ってだけじゃなくて「事務局」そのもののことも指すでしょ!?と思っていました。
設計プロジェクトでいう「プロジェクトマネージャー(PM)」とは、プロジェクト(=課題や事業、計画など)を進行するにあたっての運営、品質、期限などに責任を持ち、関わるメンバーや、関係する人達との折衝をしながら円滑に推進させる役割を果たす管理(責任)者のことを指します。具体的な業務内容は、プロジェクトメンバーの選定、顧客折衝、案件受注、要件定義、品質管理、納期・進捗管理、コスト管理等。まさに事務局!
こんなにマルチタスクを担う事務局は、とにかく多忙で疲弊しがちです。資金力が少ない、小さな組織や団体になれば、なおのこと。そんな組織や団体を、なんとかしたい、という人に寄り添います。
急に開業したわけではないのです。これまでも、ずっと、いろんな団体の相談にのったり、おてつだいしたりしてきました。声をかけてくださるみなさんに、その都度私が何を経験してきて、何ができるのか・・・を説明してきたんですが・・・「これみたら何ができる人かわかる!ってのをつくって!」という要望におこたえして、ホームページをつくってみました。でも、つくりながら、そういえばこんなこともやってきたな、と気づいたり、ほうほう、私はこういう方向に進みたいのかもな、と気づいたりしています。
小さくても、わざわざ組織や団体を立ち上げたり、小さな部署やプロジェクトを担当したり。想いを形にしようとしているその想いを、行動力は大変なものです。それを維持するためのお困りごとがあったら、私の経験やチカラを活用していただければ嬉しいです。小さな組織、団体の事務局を担うみなさん。ひとりじゃないんで。一緒にやりましょう!
2024年5月2日 おおきえりこ
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